弱点は語彙力

言語のはなし

勉強が本当に苦手。
どうしても始められないし、コツコツとといった継続ができません。イタリア語の勉強なんて、日本で使う機会はほとんどないですし、現地に行こうにもなご時世なので気持ちが1ミリも入りません。

でね、気が付いたんですけど、僕の勉強の動機が「使うか、使わないか」の二択になっていて、やりたいかどうかじゃないってことが1番の原因なんですよね。
今よりも理解できるようにとか、友達ともっとうまく話せるようにとか、そういうことを目標に掲げてますけど、これも使うかどうか。つまりは、普段使わないから、勉強できないという甘えた発想です。

本当にこれを書き始めてから気づいたので、モチベーションを上げる方法とかそういうことは一切思いついていません。自重トレーニングを継続できているように目に見えての変化とかがあれば違うのかもしれませんが、変化を知る方法が乏しいと決めつけています。
やらない理由はいくらでも見つけられるのに、やるためのきっかけを1つも実感できていないのかもしれません。

それでも、目標は掲げているということもあるので、たまーに真剣な振りをして勉強をしようと思ったりするのですが、イタリア語もそうですし英語も問題となっているのは語彙力の少なさ。子供が喋るときって、知っている言葉だけを使って話すと思うんですが、まさにそれと同じで知っている単語しか使えないんですよね。当たり前ですけど。
そう考えると、文法の前にずっと音声を聞き流しながら、別で単語の意味を理解していくということはありなのかもしれません。生意気にも僕レベルであっても(僕レベルだから?)、イタリア語を使って会話をするときに、日本語の直訳みたいなことはかなり少ないです。
ようするに、理解している単語だけを使っているので、イタリア語の単語→日本語の意味→イタリア語への訳というような工程を踏む必要がないんだと思います。

理解している単語の意味を増やしていくことで、もしかしたらイタリア語での会話に幅を持たせることができたり、今まで付け焼き刃の文法でごまかしていたこととかも変わるかもしれません。

もちろんイタリア語には、名詞の性と動詞の活用は欠かせないことは分かっています。
ですが、初心に帰って、子どもは子どもらしく音としてのイタリア語を取り入れながら、単語を理解していくことに目を向けてみようと思います。

きっと言語を巧みに操れる人や勉強が得意な人は、日本語の対訳が載っているようなものは使わないで、印象で言葉の意味を理解できるような本や動画を選んで、1つ1つを紐解きながらやっていく方がいいとおっしゃるかもしれません。
でも僕にはその能力がないので、残念なやり方だと言われても日本語対訳が載っている本を使ったり、単語のメモなどを駆使しながら1歩1歩覚えていけるようにしていきたいと思います。

ちなみに、日常的に聞く『イタリア語の音』は、断トツでポッドキャストがオススメです。事前にWi-Fi環境下でダウンロードしておけば、ストリーミングなどの通信が発生してしまうなどもないのでパケットコストにも優しいです。
そんな中でも、僕がお勧めしたいポッドキャストの番組は『Coffee Brake Italian』一択ですね。ニュースなども昔は購読していましたが、イタリアの選挙などの話などはあまりにも実感がわかないなどで頭に入ってこないことの方が多かったです。
前にもご紹介させていただいた『Coffee Brake Italian』であれば、イタリア語を勉強している人が徐々に成長していく過程を一緒に経験できるため、最初から難しい話になることもありませんし、イメージしやすい会話例がほとんどです。
『Coffee Brake Italian』についてはこちらを。

そして、今回単語だけに特化した本をということでご紹介したいのが白水社から出版されている『イタリア基本単語集』という秋山余思さんの単語集です。
かなりコンパクトサイズですし、名前の通り基本単語が収められている1冊です。
この単語集の何が良いかというと、使用例文などが載っているのは当然なのですが、本に掲載されているすべての内容を別売りの音声CDで耳からも聞くことができるんです。
「この単語ってどう発音するんだろう」という発音迷子になることなく、耳からも学習できるという優れた単語集なので、おすすめです。
何よりこのCDに収録されている音声データ、ネイティブスピーカーが普通のスピードで発音してくれるので変な癖はありません。ただ、早すぎて聞き取れなかったり、置いてきぼりになることはあります。。

対訳が載っている単語集なんて読んでも仕方ないという方もいらっしゃるかもしれませんし、そういう方には全くお勧めではないですが、お許しください。
文法ももちろん大事だと思っていますし、活用も大事だと思っています。
それ以前に、僕の今の弱点は明らかに語彙力なので、まずはここからスタートしてみようと思います。